〜多様な表現力を鍛えよう、眠れる創造力を覚醒させよう〜
創成教育部門 桜井 哲真(情報・メディア工学科)
得られた情報や知識に基づいて、新しいもの・新しい視点を生み出す力:創造力に注目が集まっています。でも、創造力なんて、どうやって鍛えたらいいのだろう?と迷っている貴方、この学際実験・実習の一科目:デジタルクリエータ・プロジェクトに注目して下さい。
宮崎監督作品など、アニメ−ションやコンピュータグラフィックスを駆使したデジタル映像制作は大きな話題を集めています。このデジタル映像・音声・音響をひっくるめて意味のある塊にしたものがデジタルコンテンツです。デジタルコンテンツは、ビデオとパソコンと“撮る、創る”というあなた方の意思さえあれば、世に生み出されます。たとえば、時間のある時に、以下のURLにアクセスして下さい。楽しい福大生の作品が見られます.下の写真は平成18年度作品のシーンからキャプチャした静止画像です。出演している学生さん,カメラを回している学生さん、みんな、非情報系の学生諸君ですぞ。
この実験・実習は、知的財産の権利に関する基礎知識及びPCによるデジタルコンテンツの制作技術に関する講義を最初に行ない、その後、メンバーがチームを構成してビデオコンテンツ(音楽・音声やデジタル映像を統合したものの総称)に取り組みます。最初、コンピュータやデジタルビデオの基礎知識が不足し勝ちな非情報系の学生諸君に取り組んで戴くことに大きな不安の声が上がりました。しかし、これはまったくの杞憂で、毎回、見て楽しくなるデジタルコンテンツが生み出されてきます。まさに、福大生の多様な表現力を鍛え、眠れる創造力を覚醒させる一助となっている観があります。
自分にそんな才能があるのかしらん?と首をひねるあなたに一言。「はまったらやめられない世界ですぜ」、さらに一言、「工学部の学生の卒論や学会発表などで一味違う表現を加えるスキル、無料で身に付けときまへんか?」
(誰かさんの関西弁をマネせんといて下さい…。[影の声])
平成18年度制作DVD作品から